秋学期

いやマジで2ヶ月丸々なにも書いてないの草

そもそも前回のネタが夏休みで終わってるの悲しいっすね…

秋学期始まって3週目だけど、来年入る予定の研究室をに見学しに行ったり授業内容がますます専門化してきて頭がおかしくなってきたよ。

映画の研究室見に行った時この研究室でなにしたいのか一人づつ順番に言ってねって言われた時心臓発作で死ぬかと思いましたね()

でもまあ先生の授業で興味を持ったこと、音楽と映画の関係とかやってみたいって素直に言ったら喜んでくれたらしい。

 

そういえば最近マーラーブームが再燃したのと、超爆演と名高いテンシュテット×NDRマーラー交響曲第1番のCDを買っちゃったのが相まってマラ1、死ぬほど聞いてます。

残念ながらspotifyにもyoutubeにも落ちてないんだけれど、それに準ずるくらい名演と名高いキリル・コンドラシン×NDRのマラ1貼っておきますね。

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この作品はマーラー最初の交響曲で、もともと交響詩だったものを交響曲にして、第2楽章を削って4楽章構成にしたという複雑な経緯がある作品。だから標題もついているし、もともとは楽章ごとに名前的なそれもあった。もともとは以下のような構成。

 

第1部 青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど

 第1楽章 春、そして終わることなく

 第2楽章 花の章

 第3楽章 順風に帆を上げて

第2部 人間喜劇

 第4楽章 座礁、カロ風の葬送行進曲

 第5楽章 地獄から天国へ

 

交響詩ってのは音楽じゃない芸術(絵画や詩など)を音楽で表現しようってことで編み出された新ジャンル的なサムシング。リストが創始者だと言われていて、マーラーの同時代人であるR.シュトラウスなんかは交響詩たくさん書いてるよ。

まあそんなわけで4楽章構成、ニ短調

 

第1楽章はソナタ形式で、ニ短調なのに冒頭で長いAの音がフラジオレットで持続的に伸ばされているのが割とマーラーらしいポイント。普通は調性の主音のDじゃないの!?って感じになる。曲としては明るくて牧歌的。

 

第2楽章はスケルツォ…と思わせてワルツ。それもWiener Walzer的な感じ。中間部は昔からのドイツ舞曲、レントラーの感じ。再現部はまたワルツに戻って終わる。

 

第3楽章は葬送行進曲。ただ重々しいものではなくどこか皮肉げな感じ。最初はコントラバスソロで始まるけどメロディーがフレールジャックから引用されている。日本だとグーチョキパーでなに作ろの歌なのであんまり葬送行進曲感が伝わってこない…

 

第4楽章は唐突なシンバルから始まる。第1主題は激しく、逆に第2主題は息が長く甘美ながらもどこか空虚な印象。ちなみにコーダのホルンの勇壮なメロディーのとこでホルンパートは立つので視覚的に超見所(普通は演奏中立つなんて論外)。

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演奏的にはヘナチョコだけど古き良きクソダサ字幕は評価できる。立つのは0:57ごろから。