久しぶりの更新

まじで飽き性すぎてすぐに新しい事始めては数ヶ月で飽きるのよくないと思ってる。真顔。

最近といえば、コロナでサークルの演奏会が無くなった挙句に大学の授業開始は2週間繰り下げられたことによって、3月はもちろん4月の半分くらいめっちゃ暇になる事件が発生してしまった。まじで暇。Netflixは契約してあるから面白い映画とかあれば教えてください。

というか授業開始が遅れるのは歓迎だけども、オリンピックもある以上夏休みまで酷く伸ばせないしどうするんですかね。

3月にやったことといえば、1917とミッドサマーのディレクターズカット版見に行った以外のやった事が何も思い出せない。あとは友達と渋谷で飲んでたら終電逃してネカフェに泊まった事くらいか。パラサイトをレイトショーで見に行ったの2月末かなとか思ってたら実は2/1だったしまじでこわい。

やっぱりいろいろなことを精力的にやっている時期は時の流れが早いし、逆に今みたいな時間を持て余している時期は時の流れが遅すぎて嫌になってくる。というか最近記憶力が致命的になってきていて、(特に女子と)サシ飲みする予定はカレンダーに絶対入れないから写真かLINEのトーク履歴でしか日付の記憶を遡れないし、まじで老化進みすぎなのでは???まあおそらく春休みに入ってから学問的なものにあまり取り組んでこなかったことによる思考力の全般的な低下だと思うので、そこは時間をかけて回復していきたい。

春休み、当然あまり出かけないので出費の機会なんてないし一度のお出かけでお金を結構使うなんて事がよくあるわけで。それこそ渋谷で飲んだ時に酔った状態で渋谷散歩してたらタワレコに行き着き、ノリでマーラー全集(バーンスタイン)を衝動買いしてしまった。もちろん相手が話が面白くてノリが良いタイプだったこともあるだろうけども、それにしてもよく5000円くらいのCD集ノリで買ったな。まあたまにやるけど。おかげさまで最近はマーラーブームに拍車がかかってめっちゃマーラー聞いてます。ついこの間(と言っても1ヶ月前)にマーラーの第1番演奏したばかりなのに、自分にしては珍しく演奏会後も飽きずに聴き続けてる。普段は演奏するまでどハマりして、本番後は急に熱が冷めてしばらく録音すら聞かなくなるくらいなのに…。まあR.シュトラウス同様にマーラーの作品には人を魅了して止まない魔力があるから仕方ないのかもしれない。

 

毎度ブログを更新するたびにやっているクラシックの曲紹介なんですけど、今日は明日演奏予定の室内楽でも。サン=サーンス 七重奏曲 変ホ長調 op.65

普通に室内楽といえば、基本的には同じ種類の楽器同士を(弦楽器は弦楽器と、管楽器は管楽器と)組み合わせて、そこに必要に応じてピアノを加えるのが一般的な編成となる。けれどもこの作品はなんと弦楽五重奏(1st&2nd Vn, Va, Vc, Cb)+ピアノ+トランペット。トランペットが室内楽なんて基本的に金管アンサンブルくらいだからまじで珍しい。

youtu.be

曲は全4楽章からなり、演奏の長さとしては全部繰り返しても17分程度。比較的小規模な作品と言える。

 

第1楽章はPréambuleと書かれていて、意味としては英語で言うIntroductionみたいな感じ。序奏付きで、序奏はトランペット以外のユニゾンで始まる。主部はフガート。合間に挟まるさながら運命の動機のような陰鬱なモチーフが終楽章でも現れる。最後のコーダではトランペットのアルペジオを弦楽器が繰り返して終わる。演奏時間は約5分。

今書いてて思ったけどこれ、超シンプルな自由なソナタ形式でもあるんじゃないですかね??まあ再現部が大幅なショートカットをされているから実際のところ怪しい。

 

第2楽章はメヌエットメヌエットとはもともとフランスにルーツがある舞踊で、3拍子の2小節がひとまとまりとして機能する。ちなみにベートーヴェンより前の作曲家の交響曲における舞曲楽章は基本的にメヌエットだった。形式としては当然3部形式で、主部は明るく跳ねるような4分音符単位でのリズム、トリオは一転して落ち着いて優雅に流れるような旋律が特徴となっている。演奏時間は約4分。

 

第3楽章はIntermèdeと書かれていて、意味としては間奏曲的なのが近いと勝手に思ってる。特徴的なリズムの上に陰鬱なメロディーが積み重なっていく緩徐楽章。演奏時間は約5分。

 

第4楽章はGavotte et final。意味はガヴォットとフィナーレ。ガヴォットとはこれもまたフランスの舞踊の一種で、いわゆるフォークダンス的なそれ。基本的に2拍子か4拍子で、時代としては17世紀から18世紀にかけて持て囃されていた。曲はピアノによる朗らかでどこか呑気な主題提示に始まり、主題確保はヴィオラ以上の弦楽器によって行われる。このようなピアノと弦楽器のやりとりが幾度か繰り返されながら曲は進むと、中間部に至り、トランペットによる信号音形が突然登場する。これに合いの手を打ちながら展開していくと再び冒頭の主題に回帰するが、今度はヴィオラに始まるフガートがテンポを上げて始まる。曲はフガートの終わりとともにさらに加速していき、コーダに至るとそのまま華やかに終わる。演奏時間は約4分。